暖簾の色

暖簾の色で使用してはいけない色があるかを気にする方がいますが、結論現代では気にする必要はありません。昔の暖簾の地色は藍や柿渋で染めていた為、紺・藍・縹・柿・茶・浅葱等が主でした。中でも紺・藍が一番多く主に手堅い商売が使用しており、縹色(紫がかった青)は華やかなため、花暖簾や遊郭に使われていました。他にも柿色も水商売、茶色は煙草屋、浅葱色(藍より淡い青)も遊所、白地は砂糖を使用する薬屋や菓子屋に使用されていました。公家の色である紫は唯一禁色であり、庶民は使用を控えておりました。他にも明るすぎる為、商品に影響の強い緑・黄色はあまり使用されていませんでした。あくまで、これは江戸時代あたりまでのお話で、徐々にその習慣は薄れてきました。生活様式や商習慣の変わった現代ではあまり捕らわれる必要はないと思います。逆に昔のルールを敢えて踏襲するのは、面白いかもしれません。いまでも、永年続く和菓子屋さんは白が多い気がします。

DSCN2536

カテゴリー: 商品情報 タグ: , , ,

MAILING LIST

イベントや催事、新商品のご案内をメールで配信します。ご登録は下記のフォームよりお願いします。

NEWS

東京都経営革新計画の承認

2016年09月30日

ゆらゆらの取り組みが、東京都より経営革新計画の承認を頂きました!一歩ずつ歩んでいきますので、これからもゆらゆらをよろしくお願いします。

【日本橋三井タワー大暖簾 TOKYO 2020ver 】

2016年09月20日

【日本橋三井タワー大暖簾 TOKYO 2020ver 】
本日より、「日本橋シティドレッシング for TOKYO 2020」がはじまりました!ゆらゆらは、そのコンテンツの一つであるオリンピックverの大暖簾を製作しました。

日本橋シティドレッシング for TOKYO 2020」は、東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムや肖像を用いて大規模な装飾を繰り広げるシティドレッシングイベントで、2016年 9月20日(火)~10月10日(月)まで日本橋がオリンピックの色に染まっておりますので、お近くにお立ち寄りの際には是非ともご覧ください!

シンガポールデザイン×暖簾

2016年06月30日

シンガポールデザイン×日本の工芸のコラボレーションプロジェクト「共 KYO」に参画することとなりました。

1年目は平成29年3月のメゾン・エ・オブジェ シンガポールへの出展をゴールに今期を通してシンガポールの視点から暖簾や染物をリデザインしてゆきます。日本の染物の新たな可能性が見出せるプロジェクトとなるように頑張ります!